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書名:読切
章名:お嬢様と執事

話名:ショッピングデート


作:ひまうさ
公開日(更新日):2006.12.18
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:289 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚

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p.1

 真っ白でまったく飾り気のないワンピースを着て、くるりと一回転。ひらひらと裾を閃かせた余韻を残しつつ、彼女が微笑んだ。

「似合う?」
「あ…ああ…」
 とってもよく似合っていて、言葉が思うように出てこない。衣服の白さのせいか、彼女から光が溢れ出てくるようで、自分は目を細めて微笑むことしかできない。

「んじゃ、これにしよーっと」
 今日のデートはショッピングで、彼女が選んでいるのは今度のクリスマスパーティーの衣装だ。スポットライトの下で、間違いなく輝いているであろう彼女を想像する。そして、その隣の自分も。

「なに、ニヤニヤしてんの?」
 不思議そうな彼女の肩を抱き、その額に軽く口づけた。

あとがき

あいまいさをテーマに(するな。
夢的に人物を脳内変換も有りです。
私的にはお嬢様と執事あたりのその後がこんなだといーなー。