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書名:はーさん
章名:WEB拍手

話名:挨拶


作:ひまうさ
公開日(更新日):2006.1.11
状態:公開
ページ数:3 頁
文字数:841 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚
夏の庭に迷い込んでしまった貴方へ

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p.1

<A>



 時が止まったような夏の庭で、葉桜は今パタパタと手団扇を仰いでいる。

「あー…、お客様?」
 気怠げなのはいつものことだ。

「そういえば、誰か来るとか言ってたわねぇ。ごめん、ここの管理私じゃないから」
 苦笑しながら、ゆらりと縁側を立つ。

「まぁ庭につったってないでさ、お茶でも飲んでって?」







 二人でぼんやりと夏の庭を眺めていると、不意に彼女が言った。

「その、 来てくれて、ありがとう
 振り見ると、葉桜は心底嬉しそうに頬を染めて微笑んでいた。

p.2

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 時が止まったような夏の庭で、葉桜は今パタパタと手団扇を仰いでいる。

「あー…、忘れ物?」
 気怠げなのは変わらないし、いつものことだ。

「そういえば、お茶菓子出してなかったわね。何が良い?」
 苦笑しながら、ゆるりと縁側を立つ。

「ほら。庭につったってないでさ、お茶でも飲んでいきなさいよ」







 二人でぼんやりと夏の庭を眺めていると、不意に彼女が言った。

「お茶菓子、食べなさいよ。今日のは美味しいシュークリームだから」
 振り見ると、葉桜は心底愉しそうに笑んでいる。これはまさか。

「ついでに今日の運勢も占えるわよ♪」
 シュークリームと彼女を交互に見て、ロシアン・シュークリームだと確信する。

 食べるか食べないか、どうしようか?

p.3

<c>



 時が止まったような夏の庭で、葉桜は今パタパタと手団扇を仰いでいる。

「あー…、」
 気怠げなのはいつものことだ。

 しかし、今度はちらりとこちらを見ただけでそれを止めることはない。

「また来たの」
 立ちつくしていると、自分の隣を叩く。座れ、と言うことらしい。

 大人しく座ると、彼女が水を運んできた。

「はーさん、しゃんとして!」
 彼女に叱咤されると、嫌々姿勢を正す。

「帰りたくないなら、そう言いなさいよ」
 ふい、と顔を背けられてしまった。







 二人でぼんやりと夏の庭を眺めていると、不意に苛立った声で彼女が叫んだ。

「あー、もう!」
 振り見ると、葉桜は「負けました」と相好を崩している。

「本当は、 また来てくれて嬉しい。有難う

あとがき

こういうところには本来「絵」とか置くのかもしれませんけど、
美術1なんでこれで勘弁してくださいっ


メッセージの種類によって、お礼にこんな感じの微妙な『御礼』を書かせていただきますねっ
オリジナルも二次創作も分け隔てなく♪(分けろよ)


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{+1拍手ありがとうございます~!!二回も!!}


わかると思いますが、拍手1・2は共に貴方がお客様です。
お客様で遊んでいるように見えるのは「気のせいよ」


あわわ。何でこっちに出てくるかな、はーさん!!



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{+1何度も拍手ありがとうございます~♪}


更に来てもらえるように、張り切って話を書きますね!
こんなテーマ(ex.「雨」)で、こんな感じ(ex.「激甘」)といったリクエストは、随時受付中♪


{-2[※リクエストは満足いくものを仕上げたいので、1ヶ月~半年以上の時間がかかることがあります。ご理解下さい。]}