こんなにも誰かを想うことが苦しいなんて、知らなかった。
「シリウス?」
「なんだよ?」
当たり前みたいに笑って返してくれる現実が、こんなにも苦しいなんて。
談話室のソファに座る彼に後ろから抱きつく。
「怖い夢でも見たか?」
見たよ。怖い、未来。
「ううん」
だから、私はウソをつく。あんな夢、ウソにしてやる。
「みんなが笑ってる夢だった」
でも、シリウスは勘が良いから、私の腕を引いて、頬に口づけた。
「ここで寝るか?」
「もちろん、皆でだよね?」
被せるように、リーマスが続ける。
みんながいる未来を見たい。
「Eternal Frends」のヒロインです。
続き書こうか…でも、どの辺りから書くかが困りものです。
(06/04/10 12:57)