リーマス・ルーピン>> 読み切り>> サボり中(escape)

書名:リーマス・ルーピン
章名:読み切り

話名:サボり中(escape)


作:ひまうさ
公開日(更新日):2006.4.24
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:525 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚
デフォルト名:///ミヤマ/リサ
1)

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p.1

 昼寝をしていたら、ふわりと暖かな気配に包まれた。

「またこんなところで昼寝してる」
 呆れきった声はルーピン先生のものだ。ホグワーツ内で昼寝しているとはいえ、ここには今まで誰も来たことがなかったのに、どうしてこの先生は来られるのか。

 一度聞いてみたけど、哀しい顔ではぐらかされてしまった。

「あんまりサボると点数を下げるよ」
 代わりの人形を行かせているから、そうそうバレるものじゃない。

「せめて私の授業ぐらいは出て欲しいのだけど」
 魔法学校って言うからどれだけ面白いことがあるか期待したのに、一通りを習ってしまえばなんてことはなかった。マグル出身の私は戻ったら結局使えないわけで、

 まったくもってつまらない。

「ねえ、起きているんでしょ?」
 それでも寝たふりを続けていたら、ふわりと熱が唇を掠めた。吃驚して飛び起きる私の前で、ルーピン先生は悪戯そうな笑顔を浮かべている。

「校内で何をするんですか!?」
 おそらく真っ赤になっている私を抱き込んで囁く。

「いつまでも眠っているフリをしてるからだよ」
 甘いチョコレートと甘い先生の香りに包まれて、反論も出来ない私に、ルーピン先生はまた囁いた。

「授業、ちゃんと出るよね?」
「……」
「出るよね?」
「わ、わかりましたっ」

あとがき

書きながら、「授業」と「仕事」が置き換わりました。
こんなの書いてないで仕事しないと…!
(2006/04/24)