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書名:GS
章名:葉月珪

話名:Coral reef Cafe


作:ひまうさ
公開日(更新日):2006.9.4
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:362 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚

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p.1

「うわぁ」
 一口飲んだ彼女の瞳がキラキラと輝く。キレイだ。

「美味しいね、珪」
「…ああ」
 頷くと、嬉しそうに笑ってくれる。幸せそうなその笑顔が見られるだけで、俺はもう十分だ。

「こんな喫茶店があったなんて知らなかったな」
 きょろきょろと店内を見回し、テーブルの調度品やメニュー、店員の様子を観察するのは、もともと喫茶店の店員をしていたときのクセだ。

「知ってたら、ここでバイトしても良かったかも」
 満足そうなのは良いけど。コーヒー好きの彼女は連れてきたら絶対喜ぶと思ったけど。これは予定外。

「ダメだ」
 即座に言うと、不満そうな顔をする

「なんでよー」
 こいつ、高校の時から鈍感だから、自分のことわかってない。おまえは姫だから。これ以上おまえを好きな奴が増えたら困るだろ。

 はっきりとそう言ったら、顔を真っ赤に染めて笑ってくれた。

あとがき

初回版CDの続きみたいと思わなくもないけどその通りです(ォィ。
葉月が「珊瑚礁」に恋人を連れてきたみたいな(みたいじゃない。
あー、本当に1をやりたくなってきた。2も攻略終わってないのに。
(2006/09/04)