「うわぁ」
一口飲んだ彼女の瞳がキラキラと輝く。キレイだ。
「美味しいね、珪」
「…ああ」
頷くと、嬉しそうに笑ってくれる。幸せそうなその笑顔が見られるだけで、俺はもう十分だ。
「こんな喫茶店があったなんて知らなかったな」
きょろきょろと店内を見回し、テーブルの調度品やメニュー、店員の様子を観察するのは、もともと喫茶店の店員をしていたときのクセだ。
「知ってたら、ここでバイトしても良かったかも」
満足そうなのは良いけど。コーヒー好きの彼女は連れてきたら絶対喜ぶと思ったけど。これは予定外。
「ダメだ」
即座に言うと、不満そうな顔をする
「なんでよー」
こいつ、高校の時から鈍感だから、自分のことわかってない。おまえは姫だから。これ以上おまえを好きな奴が増えたら困るだろ。
はっきりとそう言ったら、顔を真っ赤に染めて笑ってくれた。
初回版CDの続きみたいと思わなくもないけどその通りです(ォィ。
葉月が「珊瑚礁」に恋人を連れてきたみたいな(みたいじゃない。
あー、本当に1をやりたくなってきた。2も攻略終わってないのに。
(2006/09/04)