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書名：幕末恋華
章名：読切

話名：恋華@山南 - 一枝


作：ひまうさ
公開日（更新日）：2006.3.22
状態：公開
ページ数：1 頁
文字数：210 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数：約 1 枚

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p.1

　塾が終わって部屋に戻ってみると、机に一枝の桜が生けてあった。

　直ぐ側には見慣れた文字で「お疲れ様」と。

　御礼を言うのは私の方なのに、いつも彼女に先を越されてしまう。

　小さく微笑んで、大切にその手紙をしまった。

　直後に、彼女が現れる。

「山南さん、美味しいお饅頭をいただいたので、一緒に戴きましょう？」
　疲れているときは甘い物がいいんですよ、と。

　こうして何時も君と過ごす時間が、いつまでも、いつまでも続けばいいと願った。

あとがき

山南さんで、御礼夢です。