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書名:テニプリ
章名:読み切り

話名:六角中@天根 - sand


作:ひまうさ
公開日(更新日):2006.4.3
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:322 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚
一条さんリクエスト「ダビデ、海」

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p.1

 砂色の砂浜に白い波が寄せて返し、ほんの少しだけ、砂色を濃い砂色に浸食する。でもすぐに砂色の砂浜に乾いて戻る。

「そこ寒そう」
「いいもん」
 誰もいない岩場にしゃがみ込んで、風を堪えている私を守るように、風上にダビデが立った。

「砂色の砂」
「おもしろくない」
「ダビデのよりはマシ」
 巫山戯た言葉遊びのついでに言ってみる。

「潮干狩りはもういいの?」
 隣にしゃがんでも天根ヒカルは私よりも大きい。だから、そのまま風が遮られる。

「だって」



ーー1人で寂しそうだった

 そういって、強い力で私を抱き寄せた。冷え切った体に彼の熱さと優しさが伝わってきた。

 まぁすぐにみんなが来て押しつぶされそうになったんだけど。ダビデが必死に守ってくれたから、私は無事でしたとさ。

あとがき

六角中の天根ヒカル(テニプリ)がリクエストされたのですが、彼がどんな人か思い出せない(爆。
なので、夢サイトを渡り歩いて書きました<ェ。
一条さんリクエストありがとうございました。
(2006/04/03)