砂色の砂浜に白い波が寄せて返し、ほんの少しだけ、砂色を濃い砂色に浸食する。でもすぐに砂色の砂浜に乾いて戻る。
「そこ寒そう」
「いいもん」
誰もいない岩場にしゃがみ込んで、風を堪えている私を守るように、風上にダビデが立った。
「砂色の砂」
「おもしろくない」
「ダビデのよりはマシ」
巫山戯た言葉遊びのついでに言ってみる。
「潮干狩りはもういいの?」
隣にしゃがんでも天根ヒカルは私よりも大きい。だから、そのまま風が遮られる。
「だって」
ーー1人で寂しそうだった
そういって、強い力で私を抱き寄せた。冷え切った体に彼の熱さと優しさが伝わってきた。
まぁすぐにみんなが来て押しつぶされそうになったんだけど。ダビデが必死に守ってくれたから、私は無事でしたとさ。
六角中の天根ヒカル(テニプリ)がリクエストされたのですが、彼がどんな人か思い出せない(爆。
なので、夢サイトを渡り歩いて書きました<ェ。
一条さんリクエストありがとうございました。
(2006/04/03)