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書名:はーさん
章名:WEB拍手

話名:気楽な関係


作:ひまうさ
公開日(更新日):2008.5.6
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:467 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚

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p.1

 勢いよく広げられたタオルがパンと音を鳴らす。風にはためく色とりどりの衣服をぼんやりとみていたら、なんだか眠気が襲ってきて。大きな欠伸を一つ。

「はーさん、せめて隠してよ」
「んー? いーじゃん誰もいないし」
「あたしがいるでしょ」
 不満そうな彼女に笑いかける。

「気を遣わないで済む関係っていいわよね~ぇ」
 複雑そうな彼女はいつものように息を吐き出した。

「少しは気を遣ってください」
「あ、じゃあ、珍しくお茶淹れてあげるっ」
 名案とばかりに立ち上がると、彼女が慌て出す。

「それはいい! 気持ちだけでいい! 充分!」
「先生がいいお茶葉もってきてくれたわよね」
「だ、だめ! もったいないからやめてーっ」
 私が淹れると全部駄目になる、と騒ぎ立てる声が楽しくて、浮かれながら台所へはいる

「んーと、このあたり?」
「きゃーっ! 気を遣わなくて良いから大人しくしててっ」
「あ、水羊羹発見。これ食べて良い?」
 手にした水羊羹ごと追い出され、笑いながらいつもの場所に座る。

「あーお茶淹れないと」
「はいっ」
 慌てて出された割に、お茶はいつもどおりに美味しかった。

あとがき

たまにはっつーか最近Web拍手を更新していないことに気がついたので。
五月のよく晴れた快晴の日はとても好きです
昼寝したくなるぐらい好き(仕事しろ)


気を遣わなきゃいけないのはわかっているけど
気を遣わずに素でいられる人がいるのはとても有難いなーと思う今日この頃です


次は銀魂二本立て(というほどの量はありませんが)
先に沖田でお嬢様です


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