闇の中、街並を見下ろし、背に暗い森を抱える一軒の家があった。その家の一室から赤い光が漏れていることに、一体何人が気が付いただろう。また、一人の少女が窮地に陥っていることなど、誰にも気が付けるはずがないだろう。というのも今、世界は降り積もる雪によって音という音の全てが吸い込まれ、消えうせてしまっていたのだから。
壁際で少し上を見上げるようにして、声を振り絞る。
「こ…こないで…」
赤黒い影が落ちかかり、恐怖に私は目を閉じて、手近にあったものを投げ付けた。
「こないでっていってんでしょーっ、このトカゲー!」
投げつけたものはしっかりヒットしたらしく、それは犬のようにキャインと啼く。
「誰がトカゲだ! 我は竜王だとさっきから説明しとるだろうがっ」
床の上でバサバサと羽音をたてるそれは、私にはどうみても翼の生えた赤いトカゲにしか見えなかった。
「何言ってるのよ、どこからどう見てもトカゲのくせにっ」
「だから違うと、何度も説明しておるだろう」
多少、いやかなりげんなりした様子でそれは言う。
薄目を開けて覗いたそれはやっぱりトカゲにしか見えなくて、私はもう泣きたくなった。明日の試験のためとはいえ、なんてものを呼び出してしまったのだろう。
控え目に部屋の戸がノックされる。
「アヤ? こんな夜中に何騒いでるの?」
それは天からの救いの声。
「テン~っ」
ドアまで駆け寄り、取っ手に手をかける。
「熱っ」
が、すぐに手を離した。背後で聞こえるバサバサという羽音に体が強張る。
「我は竜王ぞ。こんな真冬に我を眠りから醒ましおった娘、相応の覚悟は出来ておるのだろうな?」
耳元で静かに語りかけてくる言葉に、私は驚き振り返る。だが、姿を目にした次にはそれを殴り倒していた。
「トカゲ、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
これが夕べの顛末の全てだと、同居人であるテンに朝食の目玉焼きを突きながら、切々と伝えた。
テンは金髪碧眼の美少女だ。光を細い束にしたような短い金の髪に透けるような白い肌、空と海を足したような蒼い瞳、加えて整った顔立ち。足りないものといえば、胸の大きさぐらいだ。いつも着ている空色の絹服はどこぞの王族に送られたものと聞く。
「すごいじゃない、アヤ。だって、間違えたとはいえ呼び出したのが竜王なんて」
そして、私、アヤはテンには欠片も及ばない普通の女の子だ。烏みたいに真っ黒な髪、真っ黒な双眸、少し黄みがかった肌色で、着ているのはバザーで買い叩いた安物の赤い服だ。たぶん、テンの引き立て役にしか見えないだろう。
「夢であって欲しかったわよっ。テンだって、私がトカゲを死ぬほど嫌いだって知ってるでしょ」
今にも泣き出しそうな私を苦笑するテンは、横目で私の部屋の戸を見た。
「で、アヤが殴り倒し竜王サマはまだ床に転がってるわけね」
「怖くて触れるわけないでしょーっ」
一晩中そのままということには同情を禁じえないが、とテンは小さく呟いた。
「え、なに?」
誤魔化すようなテンの笑顔に釣られて笑う。
「アヤは優しいなァって言ったんだよ。毛布、譲ってあげたんでしょ」
それは、しかたないじゃん。と、私は頬を膨らませた。
「だって、呼び出したのは私だし、風邪ひかれたら困るし」
「それが優しいって言ってるんだってば。今日は大事な再試験でしょうに」
朝食を終えたテンが席を立って、私に近づく。
「風邪引いてない?」
その手が頬に寄せられ、自分の額にもう片方の手を置いて、テンが熱を測ってくれる。
「んー、微熱かなぁ」
「そんなことないわよ。あ、そろそろ行かないと学科に遅れちゃうっ」
立ち上がろうとすると、両肩を押さえられる。
「こら、まだ食べ終わってないでしょ」
「で、でも~」
「でもじゃない。食べないと行かせないよ」
観念して、私は食事を再開した。その間にテンが私の部屋の戸を開ける。
「あ、ちょっと待」
「食べてなさい。私が何とかするから」
なんとかって何だ。とにかく、食べ終わらないと怖いので、急いで口に朝食を詰め込む。
その間にテンは私の部屋で何をしていたのか。
「ほら、しっかりしろ」
「…うっせーよ、馬鹿」
最後に食べていたものを口に流し込み、彼女が手を引いてきたそれをみて、私は目を見開いた。彼女は、二頭身の小さな釣り目の男の子を連れていた。黒い短い髪にテンと同じく透き通る白い肌はふっくらしていて、さわり心地が良さそうだ。服は濃い目の夕陽色をしている。
「おい、」
声変わり前の少し高めのテノールで、少年は近づいてくる。
「夕べは、」
手の届く位置まで来た少年が何かを言っていたけど、私は何も聞こえなくなっていた。だって、こんなに。
「カワイーーーーーっ!」
思わず抱きしめると、それはジタバタともがく。
実は、私は可愛いものに目がない。人間だろうが、動物だろうが、植物だろうが、わけのわからない生き物だろうが。
「な、何をするっ」
「ちょっと、テン、この子どこから拾ってきたの?」
と、いきなり引き剥がされる。やったのはテンだ。
「落ち着きなさい、アヤ。これは、あのトカゲ。OK?」
心なしか引きつった笑顔で言い聞かされ、とりあえず頷く。青筋が浮いてる気がするのは、きっと見間違いだろう。
「は?何言ってんの? あのトカゲがこんなに可愛い生き物に変わる訳ないじゃんっ」
「竜王サマは恐れ多くも、アヤがあの姿を嫌ってるから変身してくださったの。だから、これはトカゲなのっ」
意味がわからない。この可愛い生き物がトカゲで、トカゲが竜王とか言われても、頭の中ではイコールにならない。
「わかった?」
「何をわけのわからないこといってるのよ、テン」
「「~~~っ」」
「ほら、こっちにおいで。テンのもらいものだけど、甘いクッキーがあるよ」
手招きすると、少し思案していた様子の少年がにやりと笑った。あれ?と一瞬思ったけど、深く考えないことにする。
「白の者よ、我の勝ちだな」
「まだ、決まってないっ」
近づいてきたテンがいきなりぎゅぅぅと私を抱きしめた。そりゃ、テンは美少女だし、可愛いし、好きだけど。
「な、何?テン?」
「これは私が先に見つけたんだから、私のだっ」
「へ?」
「我を呼び出したのはその娘だぞ。だから、私のだ」
踏ん反り返って主張するのは少年で、彼は軽く跳ねると、なんと、テンの顔面を蹴ったのだ。これには流石に驚いた。
「な、なんてことするのよーっ! テンの顔は国家の財産なのよっ?」
少年を追いやり、顔を抑えて蹲るテンを覗き込む。
「怪我は?傷は? 残ったら、私はどこぞの王様に殺されるーっ」
痛いのか、テンは顔を抑えたまま方を震わせている。
「ええと、治癒の魔法ってなんだっけ? 何か、何か冷やすもの?氷?水?」
魔術構成を混乱しながらはじき出そうとした私の手をテンが抑える。
「落ち着いて、アヤ。治癒の魔法は、こう」
ふ、とテンの手のひらの上に術式が浮かび上がる。そういえば、テンは校内一の実力者だった。
あげた顔は、前髪が触れ合う位置にテンの整った顔があって、傷はひとつもついてなかった。すごい、頑丈だけど、何かがおかしい。
「あの、テン?」
「ん?」
「怪我、ないよね?」
「そうだね」
心なしか、口調も違う気がする。
「私、テンはものすごい美少女だったと思うの」
「アヤは素直で可愛いよね」
「かわ…っ? そそそんなことはないデスよ」
「そういう照れてるのもカワイイ」
なんか、テンに口説かれてる気分になるのは何故ですか。しかも、美少女じゃなくて、美少年に。その綺麗な顔を抑えて、そむける。
「ま、待ってよ、テン。なんか変だよ」
「なにが?」
「なんか、男の子みたいなんだけど」
「まあ、私は元から男だし」
え。
「それに、最初から女だなんて一言も言ってないよ?」
そういえばと思い返してみても、テン本人から言われたことは一度もない。
考え込んでいると、いきなりテンから引き剥がされた。
「だから、これは我のだと言うておろうっ」
そう主張するのは二頭身の幼い少年で。やっぱり、可愛くて。
「な、我が好きか?」
そんな風に上目遣いで尋ねられたら。
「大好きっっ」
おもいっきり抱きしめてしまうじゃないか。
「フ、誰のおかげでその姿になれたと思ってんだ?」
「誰も頼んでなどおらぬわっ」
あぁ、ほっぺたを抓まれてる姿もカワイイ。
「ほーぅ、では今すぐもとの姿に戻してやるわっ」
テンがそういったとたん、腕の中にいた生き物はポン、と軽い音を立てて。
私が世界で一番嫌いな生き物になった。
「い」
「な、なんてこ、」
「嫌ぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ!」
腕の中にいた翼の生えたトカゲのような生き物を放り出し、近くにいたテンにしがみつく。
「テン! テン、あれなのよ! 夕べのトカゲっ」
「貴様、卑怯だぞっ」
「ふふん、何とでも言え。大丈夫だよ、アヤは私が守ってあげるから」
強く抱きしめられて、縋るように親友を見上げる。その、視界に、トカゲが。
「きゃぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
私はわき目も振らず、一目散に自分の部屋へと逃げ込んだ。まったく、昨日の夜からついてない。
と、ドアを強くノックする音にびくりと震える。
「アヤ!アヤ!!」
「テン~っ」
「ごめん、私が悪かった。もうアヤの嫌いな生き物は消したから、出ておいで」
いないというテンの言葉を疑うわけじゃない。でも、もしもいたら、どうしよう。
ぐるぐると考えた挙句、私が出した結論は。
「ごめん、先に行く!」
窓から登校するということだった。
しかし、学校に行けば再試験が待ち受けているということを私はすっかり忘れていた。
「きたことは褒めてやろう、アヤ・リンドゥ」
戸口で壁に寄りかかった教授は白衣で眼鏡の美女だ。テンと張るほどの美人ということで有名な彼女は、癖のない薄茶の髪を長く伸ばして、一くくりにして、結び目のところで軽く輪にしている。そうしても地面に触れてしまうほど彼女の髪は長い。着ているのはブイネックのカーデとマイクロミニのスカートで、その上からいつも白衣を着ている。ちなみに、普段から付けている赤縁の眼鏡はファッションだと公言している。
「あ、ありがとうございます」
「これで術式がうまくいけば合格だ」
「それが一番問題なんです、教授~っ」
すっかり術を行う体勢を整えた私はすでに泣く寸前だった。
「普通はこの術式はそんなに難しいものじゃないんだがなぁ」
再試験となっているこの召還魔法。単に羽ウサギを一羽呼び出すだけのもののはずだ。失敗するほうが難しいとされるものだが、前回の試験では大嫌いな蛇を呼び出してしまった。夕べはトカゲ。次は何が飛び出すのか。
「私はね、アヤ・リンドゥ。アナタが次にどんな爬虫類を呼び出すのか、少し楽しみにしてるんだよ」
「冗談辞めてください~っ」
「フフフ、私もアナタが呼び出したトカゲに会ってみたかったなぁ」
「思い出させないでください~っ」
私をいじめて楽しんでいるようにしかみえない。
「さぁ、始めたまえ」
促され、術式を思い浮かべる。両腕を伸ばし、それを唱えようとした時だった。
ふわりと暖かさに包み込まれる。
「だめだよ、アヤ」
それはテンの穏やかな声音で。綺麗な手でそっと口を塞がれる。
「おい、ニンゲン」
テンではありえない不遜な男の声が教授へと向けられる。私も口を塞がれたまま、その方向を見た。
「この娘にこのような試験は必要ないぞ」
そこにいたのは黒の裏地、赤の表地をつかった服を着た少年で、私の位置からは背中しか見えない。
「お願いだから、これ以上敵を増やさないで、アヤ」
小さな囁きに口を塞いでいるテンを見やる。その顔はどこか淋しげで、哀しげだった。
「なにしろ、この娘は我をこの時期に召還できるほどの実力の持ち主なのだからな」
あの少年は何を言っているのだろう。
「ほぅ、おまえがアヤ・リンドゥの呼び出したトカゲか」
「誰がトカゲだっ。よく見ておけよ、ニンゲン。それから、」
振り返った少年がにやりと笑う。どこかで見たような面影だ。
「アヤ」
ただ、名前を呼ばれただけなのに。まるで心臓に直接触れるような、甘い、声。
「我は八大竜王が一人」
少年の姿が炎に包まれる。その炎はこちらまで来たが、熱さはない。歌うような声に包まれ、少年の姿が消える。
「セキ」
炎の中に現れたその姿は大きな大きな羽の付いたトカゲで。だけど、胸が締め付けられるほどに、泣きたくなって。
「…テン」
「ちゃんとみてごらん。トカゲと一緒にしちゃ彼が可哀想だ」
目をつぶる私にそっと囁く。その泣きそうな声に促され、私は、やっと目を開いた。
大きな身体は鱗に覆われ、背中の二枚の羽は広く、大きい。だけど、どれだけ大きくても、その目は信じられないほどに澄んでいて。
「…ごめん、なさい…」
私は自然と謝罪を口にしていた。彼は、竜王は小さく一声啼くと、弱まる炎に合わさるようにゆっくりと縮み、あの夜のトカゲになった。ふと、テンが竜王に向かって片手を差し伸べていることに気が付いた。それは握手のためではなく、その力を捧げるようで。
倒れているトカゲに近寄り、そっと抱え上げる。もう、不思議と嫌悪はない。
「この極寒の時期に赤の王を起こして召還、か。確かに非凡な才能だな」
教授の言葉に驚き、顔を上げる。
「ここ百年程、竜王を召還できるほどの者はいないと習ったはずだ」
テンを振り返ると、深く頷く。
「竜王たちが応じる人間の条件は、
鉄の意思の持ち主であること。母のように暖かな心の持ち主であること。それから、
子供のように澄んだ心の持ち主であること」
続けられる言葉に首を傾げる。
「中でも赤の王は気難しく、特に真夏でなければ決して呼び出すことは出来ない、と言われている」
「真夏…?」
外を見ると、庭は一面雪景色で、空からはまた白いものがひらひらと降り出していた。
「でも教授、ここは冬の国。夏の国より暑くなることはありませんよ」
「ああ、だから、この国で赤の王を呼び出すことはできないと言われてきた」
肩にテンの手がかかる。
「最初は夏の国」
教授が部屋を出て行くのを見送り、ゆっくりと扉が閉まる音を聞く。
「呼び出せるはずのない地でアヤは私を呼び出した」
そうだ、火事で家族をなくした小さい私は母親の形見となったペンダントの模様を地面に描いて、リュウジンサマに最初の願いをした。なんでも叶えてくれると、母親から聞いていたから。
「竜神様、竜神様。私に家族をください」
その後に出会ったテンと一緒に育ち、一緒にこの冬の国の学校へ入った。
なんで、忘れていたのだろう。テンは竜神様の贈り物だったのに。
「一緒にいるうちに君の魂の光に気が付いた。だから、私は私の力が一番強くなるこの地にアヤを連れてきたんだ。私が、守るために」
「どうして、言ってくれなかったの?」
どうしてだろうね、と淋しそうにテンは笑った。
「楽しかったから、かな。このままずっといられればいいと思っていたんだ。今朝、君が赤の王を呼び出したと知るまでは」
テンの指が竜王の頭をはじくと、彼は煩そうに呻いた。
「アヤが爬虫類が死ぬほど嫌いだって知っていたのに、今更気が付いて。急に怖くなった。アヤは私の本当の姿を見たら、私を嫌うかもしれないと思ったんだ」
なんで、と思う。
「嫌えるわけないよ、だってテンは大切な私の家族だもん」
たったひとりの、家族だった。ずっと。そんなことさえ、どうして忘れていたのだろう。
「本当に?」
「うん」
シュウシュウと白い気にテンの姿が包まれる。一度目を閉じ、開けたとき。そこには腕の中の竜王と同じ姿、だけど、雪のように真っ白で、羽の生えたトカゲがいた。テンと同じ碧眼が不安そうに私を見上げる。
「怖くないよ」
しゃがんで、それも抱き上げる。さすがに重くて立ち上がれなかったけど。
「怖くないよ、だってテンだもん」
姿がどれだけ違っても、それは自分の親友で、家族。怖いわけがない。
それでも不安そうなテンをおろし、竜王も地におく。二人は双子のようによく似ている。だけど、その目を見ればわかる。
「テンが好きだよ」
微笑んで言うと、テンは小さく啼いた。
翌日からテンとの二人暮しだった家に騒がしい同居人が増えた。まあ、専ら彼は眠っているのだが。
「アヤ、おはよう」
「おはよう、テン。セキはどうしてる?」
部屋はテンの希望でテンと同じ部屋ということになった。なんでもセキが私と一緒だと落ち着かないんだって。ずっとトカゲの姿なのに何を心配しているんだろう。
「セキなら、人間の姿で朝食の支度をしてる」
「えぇっ?」
「アレでも一応、火竜だからね。火の扱いは慣れたものさ」
感心していると、後ろから軽く頭を叩かれた。彼が手にしているものからするとオタマで叩かれたらしい。
「いちゃついてないで、さっさと支度しろ。飯がさめるだろ」
朝食の支度をしていたというセキは黒いシャツに黒いズボンで、上から私の赤いエプロンをつけていた。一応フリルつきではないが、なんだか妙に似合いすぎて。
「よく似合っているだろう?」
「っ、笑ってないで、さっさとしろっ!」
怒った彼が足音荒く去っていく。その背中に声をかける。
「おはよう、セキ。お玉はちゃんと洗ってから使ってね」
振り返った彼は空いた手で中指を立てて返してきた。
笑いながら、支度し、席に着いた私は二人にもう一度言う。
「ねえ、テン、セキ」
なんだとそれぞれに返してくる二人を笑って。
「ありがとう」
一緒にいてくれて、ありがとうと、笑った私に二人はそれぞれに照れた様子で返してきたのだった。
最初はファンタジーらしい話が書きたくて。扉を開ける王様の話を書こうとしていたんですが、風呂に入って、一晩寝たらこんな話になってました。
何がおきても変わらない絆が描きたかったのかなぁ。
書き始めた段階で訃報があり、書くのをやめようかと考えたのですが、書いているほうが気が紛れるので書き上げることにしました。
少しでも心に残る話になっていればいいなと思います。
(2008/11/13)