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書名:読切
章名:SF/魔法系

話名:管理学園都市EDEN - ある日の会話(「EDEN」)


作:ひまうさ
公開日(更新日):2010.2.14
状態:公開
ページ数:1 頁
文字数:757 文字
四百字詰原稿用紙換算枚数:約 1 枚

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p.1





:はるはヨーヨー、しろくなりゆくやまぎわ



:っ!な、なんだって?



:うん?どーしたの?

:あ、けーくん、およーふくよごれてるよ

:あーりがふくものもってきてあげる



:いーから、座れっ。で、なんだ、今の。



:うん?けーくんのまねー。じょーずでしょー。



:ああ、上手だよ。天才だな、愛里は。



:えへんっ



:可愛いなあ、愛里は……じゃなくて、ほらもう一回



:いいよー。はるはヨーヨー、しろくなりゆくやまぎわ



:……やっぱり。愛里、それ誰から聞いた?



:けーくん



:え?



:ねながら、けーくんがいってたよ。はるはヨーヨー……どうしたの、けーくん



:自分の馬鹿さ加減に呆れているんだ。それより、また僕の部屋にいたのかい、愛里。



:……!いないよ、あーりはじぶんのおへやにいたよ。さびしくてもけーくんのおへやになんていかないもん。



:愛里、本当のことをお言い



:……



:怒らないから、ね。ほら、おいで



:……ごめんなさい、けーく……おにいさま



:また怖い夢でも見た?



:……



:じゃあどうして



:……まっくらなおへやきらい



:ライトを使えばいい



:……つけたけどかわらなかった。せかいにひとり、あたしだけになって、だれも、いなくて……っ



:愛里



:ごめんなさい。ちょっとだけおかおをみたら、ねむれるとおもったの。そしたら……



:そうしたら?



:けーくんがいってるのきいちゃったの。まほうのことばだとおもったのよ。けーくんはあーりがさびしくなくなるまほうをもってるから



:……っ



:もうしないから、だから……けーくん?くるしいよ



:愛里、今夜は一緒に寝ようか



:っ!いいの?



:うん、愛里がよく眠れるように、お話をしてあげるよ。だから、今夜は一緒にいよう







:おやすみ 木の上で

:風が吹きゃゆらゆら

:枝が折れりゃ落ちるよ

:ゆりかごも……

あとがき

未発表の「EDEN」の兄妹がベースだったり。
でも、この内容だといろいろと矛盾するんですけどね…


ここまで読んでくださって、有り難うございました。
これからもよろしくおねがいします♪


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(2010/02/14)